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中部タイ
タイ旅行の出発点は、やはりバンコクになることが多いですよね。
バンコクは、タイの中央部に当たります。
中部タイは、チャオプラヤー川のデルタ地帯で、きわめて平坦です。
上流部の古デルタと下流部の新デルタにわかれ、前者は海抜20メートル、後者は海抜2メートル!と、実に低いのです。
この地形的特徴が、タイを世界的な穀倉地帯にしています。
チャオプラヤー川の氾濫が土地を肥沃にし、中部デルタ地帯を豊かにするのです。


首都バンコクは、この新デルタの高位部に位置することから、チャオプラヤー川の氾濫による直接的な影響、被害からは免れますが、時おり、大洪水に見舞われることも珍しくありません。


バンコクで是非、お勧めは運河めぐりです。
チャオプラヤー川を挟んで、右岸の体系は1860年代に、左岸の体系は1880年代にそれぞれ完成されました。
1980年代後半から都市の工業化が進み、運河体系を取り囲む景観は急速に変わりつつあります。
しかし、陸上の喧騒とものすごい混雑、渋滞のなか、運河を北上していくのはなんとも風情があります。
バーンパインからナコンナーヨックにかけての40キロを南北、東西にわたる運河は定期船と、渡し舟が運航しています。


ちなみに・・・チャオプラヤーとは、「偉大な」という意味です、日本では、チャオプラヤー川を「メナム川」と呼ぶことが多いようですが、これはちょっと間違い! 「メナム」とは、母なる水、つまり川を総称する言葉です。
したがって、もしいうなら、「チャオプラヤー・メナム」と呼ぶべきでしょうね。



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