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酸素マスク
酸素マスク

タイトル  酸素マスク
目的地 カリブ・中南米 > コスタリカ > その他の都市
場所 アメリカ上空
時期 2006 年 2 月
種類 乗り物
コメント 2月7日成田発、ノースウエスト航空ＮＷ12便デトロイト行き。追い風を利用して、燃料代を浮かすため、あえて空の凸凹道に入ったのか、この飛行機はよく揺れた。ワインを飲んで、その揺れに身を任せ、気持ちよく一眠り。揺れが収まって、静かになったら目が覚めた。飛行機の中はまだ暗い。もう一眠りしようかと思っていたら、急に電気がついて、上から酸素マスクが降りてきた。機内放送は、録音した声で、「まず自分でマスクをつけてから、ほかの人を助けてください。」と英語で繰り返しているだけ。皆、何事が起こったのだろうと、ぽかんとしている。サプライズの訓練なのか。
でもマスクが降りてきたのは、ほぼ半分の客席だけ。整備不良らしい。誰かがボールペンを持ち出して、先をふたの穴に差し込んだら、蓋板が開いて、マスクが降りてきた。皆それに習う。僕がボールペンが手元に無くて、もたもたしていたら、前の席の女性が、自分のペンを貸してくれた。
念のためにマスクを付けてみるが、酸素は出ていない。どうも誰かが誤操作をしたらしい。機内放送での説明もないままに、酸素マスクは、ぶら下がったまま、飛行機はデトロイトに着いた。邪魔っけなので、収納しようとしたが、蓋はいったん開けたら閉まらないらしい。

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