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タイトル
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アナトリアのレストラン
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目的地 |
アフリカ・中東 > トルコ > カッパドキア
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場所 |
アナトリア地方 |
時期 |
1991 年 8 月 |
種類 |
景色 |
コメント |
バスはアンカラへ向けてひた走る。 今度はドイツ人が皆眠り込み静かになり、日本人はよもや話しに花を咲かせる。 途中、ネビシェヒル郊外のレストランでかなり遅めの昼食となった。 窓際の席に着く。 窓から通りの向こうの家の壁が白く塗られており眩しかった。 カイマクルと同じくここでもピンクの色鮮やかなシャクナゲがたわわに咲いていた。 学校は今休みなのだろうか、小さな子どもたちが素足のままでサッカーに興じていた。 彼らはサッカーボールを熱心に蹴りあっているものの、観光バスがレストラン前に止まると、遊びを中断し、皆で「ギブミーチョコレート」よろしく、観光客に手をさいだしておねだりしていた。 少年たちを相手にせず、私たちと同じくレストランに吸い込まれていく観光客たち。 彼らを尻目に何事もなかったかのように、またサッカーをはじめる子どもたち。 さて、私はカッパドキアの心象風景に浸りながら、食事にありつこう。 窓の外の空はどこまでも高く、スコーン抜けるような青さだった―――。
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