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タイトル
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カメルーン北部の村にて
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目的地 |
アフリカ・中東 > その他の国・地域 > その他の都市
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場所 |
カメルーン |
時期 |
2001 年 2 月 |
種類 |
景色 |
コメント |
アフリカでは、どの共同体も最低一人の専門家を抱えてこのジレンマに対処している。 <ディンガガ>と呼ばれ、霊媒・占い師としての修行を積み、可視の世界と不可視の世界との間に調和と均衡を保つことを生業とする人たちである。彼らは、霊界と交流する際にトランス状態になったり夢を利用したりするが、同時になんらかの道具を使う人も多い。そのなかで最も知られているのが「骨」という一組の占いの道具である。どの霊媒<ンガガ>(<ディンガガ>の単数形)も、それぞれが特有の<ディオタオラ>と呼ばれる魔法の骰子―トーテム動物の関節骨、コヤスガイ、べっ甲のかけら、陶器片、そして古い硬貨などでできたもの―をもっている―――。『アフリカの白い呪術師 ライアル・ワトソン著 村田恵子訳 河出文庫 』より― 」 で、ここルムスキィの呪術師は、骨でもコヤスガイでもなく、蟹を使うらしい。 異常に痩せぎすで背の高い老人がサレの奥に座り、神妙な顔をしてツボの中をかなりゆっくりした動作でいじくっている。 ツボの中に土と水を盛り、そのツボの縁に木板片を並べ、そこに蟹を一匹放りこんで、蟹の動きにより木板片を読む、ことにより占うらしい。 この背の高い老人呪術師はダムハーといい、彼は97歳になる。 この老人が呪術師として有名人なのかどうかは知らぬが、観光目的で(笑)ルムスキィを訪れたことがあるひとなら、少なからず心当たりはあるはずだ。 |
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