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タイトル
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カメルーン ルムシキ村
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目的地 |
アフリカ・中東 > その他の国・地域 > その他の都市
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場所 |
カメルーン |
時期 |
2001 年 2 月 |
種類 |
景色 |
コメント |
空気が乾いていて、風もないのに清涼感があり、緑も少ないのに何故か心地よいいが漂ってくる。 道沿いにかろうじてキビの実がなる畑とアリ塚があり、モラへ向かう本線でポプラ風の木やカボックという大きな実をつけた木が、かろうじて緑の彩りをしていた。 バスがしばらく進むと道の左右に、寄せ合うようにしてトンガリ帽子を被ったような家があった。 「サレ」といい、ひとりの奥さんが4つのサレを持っているらしい。必然的に一夫多妻制なのだろうか。 壁は土作りで、屋根はミレット(イネ科の植物)を干したものらしい。 イエメン紅海沿岸の平原に点在していた家々(あのとき強くアフリカを感じた)、そしてケニア・マサイ族のニヤッタと呼ばれる家々、いよいよアフリカ核心部に訪れたような感激があった。 これから向かうルムスキィをはじめ、このあたりはカプシキ地域と呼ばれる。 ルムスキィはカプシキ地域(ひとびともカプシキと呼ばれる)を構成する29の村々(総人口約1万8千人)のうちのひとつである。 カプシキというのは「最初の人」という意味で、ナイジェリアからやってきた人がまだ誰も人間が住んでいなかったこの地域につけた名前だそうだ ルムスキィの月面をおもわせる奇妙な岩山と広大な風景はカメルーン最大の見どころだ。 アンドレ・ジイドはこの地を訪れ、『コンゴ紀行』に「世界で最も美しい風景」と表した。 トンガリ帽子の家がステップに点在するのがつづき、今度は奇岩が道沿いに迫ってきたり遠くに霞んで見えたりした。 |
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